この本のおかげで赤ちゃんを泣かせてしまうことに罪悪感がなくなった




この本、めちゃくちゃおすすめです。

ネンネトレーニング(略してネントレ)の方法が載っていて、

睡眠サイクルを整えることで夜泣きの回数が確実に減り、赤ちゃんを泣かせてしまうことに罪悪感を感じなくていいんだ、と心から思える内容になってます。

この本のおかげで、それまでの10倍は育児が楽しくなったのでみんなに読んでほしい。

ネントレのすすめ

まず、赤ちゃんの夜泣きが激しくて悩んでいるあなた。

赤ちゃんの体内時計をくるわせるような生活をしていませんか?

✔︎朝8時をすぎても起こさないで、寝かせたままにしている

✔︎親の生活に合わせて、夜9時以降に寝かせている

✔︎夕方から寝るまで、ずっと明るい部屋にいさせている

✔︎夜眠った後も、テレビや明かりのついたリビングにいさせている

✔︎パパが帰宅してから、夜遅くにお風呂に入れている

✔︎外出が少なく、日当たりの悪い部屋に一日中いることが多い

✔︎夜泣き対策で、夜中のドライブやDVD、電気をつけて遊ぶなどしている

✔︎携帯電話をいじりながら寝かしつけをしている

この8つの項目に1つでも当てはまったら、体内時計がうまく働いていない可能性が高いので、ネントレ必須です。

ネントレすると、まじで夜泣きが減ります!もう感動します。

特に双子育児をする上で、2人の生活リズムを整えられずにいると、24時間どっちかが起きているという状態になり、物理的に世話するのが無理な状態になるので、ネントレは最重要項目の一つなんですよね。

何時に起こして、何時に授乳して、昼寝のタイミングはこの時間帯など、とっても詳しい安眠スケジュールが、細かく月齢別で掲載されているので、ぜひ試してみてほしい。

初めて育児をするママは特に、結構スパルタなネントレの方法にびっくりするかもしれないです。

ですが「赤ちゃんを泣かせてはいけないという思い込みは捨てていい」と確信できます。

夜泣きの大半は、実は『寝言泣き』?

赤ちゃんの眠りは浅いということと一緒に知ってほしいのが、この『寝言泣き』です。

赤ちゃんが夜中に泣くのは、毎回、ママに何かをしてほしいと要求しているわけではありません。ここを勘違いしてしまうと大変です。

私は母乳の出に自信がなかったことや、布オムツにチャレンジしていたこともあり、夜中にちょっとグズグズ言っただけで、オムツをチェックしたり、おっばいをあげたりしていました。

要するに私は、赤ちゃんが寝言を言うたびに、無理やり起こしていたと言うことになります。

赤ちゃんが夜中に40〜60分ごとに泣くのは、『寝言泣き』の可能性が高いということを頭に入れて、寝ている赤ちゃんを観察してみてください。

赤ちゃんが夜中に泣いたとき、「これは寝言かな?」と思ったら、何もしないで2〜3分様子をみてみましょう。

これを読んだとき、だいぶ私は衝撃を受けましたよ。

だって寝言で「ぎゃー!」って泣くんですよ!?いやいや、それ寝言だったわけ!??と。

で、半信半疑で夜中泣いても黙ってじーっと観察してたら本当に5分もしないでスーッと泣きやむんですよ。

「おいおい、まじかよ。本当にそれ寝言だったんかよ…泣いた瞬間に抱き上げて、必死にあやしてた私の苦労…」

と真っ暗な部屋のベッドの横で呆然と立ちすくした記憶があります。

実際、夜泣きの最低3分の1は『寝言泣き』でしたね。

知らなかったかたはびっくりしたと思いますが、赤ちゃんはまじで寝言で泣きます。騙されたと思って観察してみてください。

 

15分くらい泣かしっぱなしでも大丈夫

そこで、寝かしつけの変更の際に、赤ちゃんが泣く時間を最小限にするための秘訣を伝授したいと思います。

①まず、こうやって寝てくれるようになったらいいなと思う方法を1つ決めてください。

②寝かしつけの方法を変えることを、ちゃんと言葉に出して、赤ちゃんにも伝えます。

③お昼寝から、スパッと新しい方法に切り替えます。

④実践を始めたら、1週間は決して前のやり方には戻らないでください。

しかし、新しい習慣に変えたその日からすんなり寝てくれる子はほとんどいません。

15分くらい新しい方法で寝かせてみて、泣いて寝てくれそうにないなら、あきらめて起こして遊んだりして気分転換をしてください。寝ないからと、ここで前の方法に戻して寝かせようとしないでくださいね。

寝かしつけを変えると、赤ちゃんが強く泣き続けることがあります。

いつまでたっても泣き続けている赤ちゃんを見て、ママがあきらめて(かわいそうに思って)前の方法に戻してしまうことが、新しい習慣を定着させない大きな原因になります。

「え、15分も泣かせちゃったままでいいの??」

本文ではすごくさらっと書かれてますが、私的にはこの文章が一番インパクトありました。

育児中の何が辛いって、赤ちゃんがギャーギャー泣くのを聞き続けることじゃないですか。

原因がよくわからないし、泣かせるってきっとダメなんだろうな、かわいそうなことをしているんだろうなと、無意識に罪悪感が生まれますよね。

その感情は普通です。だって、人を泣かせてはいけないって教育されてきましたから…!

「泣き」を受け入れてラクになろう

何をしても赤ちゃんが泣きやんでくれないとき、どんな気持ちになりますか?

「どんどんイライラしてくる」「不安になる」「泣きやませられないことを責められているように感じる」「泣きやませようと焦る」

どうしてこのような気持ちになるのでしょうか。

赤ちゃんの泣き声は、本来、ママに自分の危険を知らせて、命が絶えないように世話をしてもらうためです。

だから、赤ちゃんはママに一番届きやすいもっとも不快な周波数で泣くと言われています。

このように、赤ちゃんに泣き続けられると無性にイライラしたり、強い不安を感じてしまうのは、ある程度仕方のないことなのです。

母性や愛情が足りないというような問題ではありません。

赤ちゃんがなかなか泣きやんでくれず扱いにくくなる原因を「成長へのステップ」にあるとしています。

この成長へのステップは赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでに8回訪れます。1歳までに、必ず8回は機嫌が悪くて泣きやみにくい時期があるということです。

なぜ、成長のステップが泣く原因になるかというと、赤ちゃんにとって成長は、大きな驚きの出来事だからです。

このように、赤ちゃんにとっては「成長」が喜びではなく、とても不安なものなのだということがわかると、いくらあやしても泣きやんでくらない理由も納得できますよね。

赤ちゃんは早く泣きやみたいのではなく、十分泣かせてほしいのです。

「赤ちゃんを泣かせてはいけない」という思い込みは捨ててください。泣くことは笑うのと同じ、赤ちゃんの意思表示です。

私はこの部分にだいぶ救われました。

これを読むと、赤ちゃんを泣かせることへの罪悪感がなくなりませんか?

「ああ、赤ちゃんは『泣きたいから泣いている』んだな」と思えませんか。

泣いていることを受け入れることで、原因がわからずイライラしたり不安になっていた気持ちが晴れて、育児がとってもとっても楽になりました。

さいごに

この本の通りネントレを行うことで、確実に泣く回数が減りましたし、泣いてもどーんと構えてられるので、育児がとても楽しいものになりました。

今では、3歳の長女と0歳の双子姉妹が大号泣の合唱をしていても、フンフン鼻歌を歌いながら皿洗いできるほどのメンタルになりまいした。

ここまでくると大抵のことには動じないですし、ストレス全然ないんですよね。

夫にも「ふたご育児ってやっぱり大変なんだね。周りの人にすごい言われて気付いた。いつも楽しそうに育児してるから気付かなかった。」と言われるほどです。(これは夫の教育が別で必要、とも言えますが…)

知ってるか知らないかの違いだけで、こんなにも意識が変わるのでこういうママの負担を軽くする情報はどんどん広めていこうと思います。

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