朝は1番時間に追われて忙しい時間帯だっつーのに、
3歳の娘はのっそり起きてきて、ぼーっとテレビを見ながらほとんど口と手を動かさないもんだから、朝ごはん食べるのに1時間もかかって。
こっちの急ぎたい状況はおかまいなしにふざけまくって、全然服も着替えようとしない。
イライライライラ…
\ドッカーン/
「いい加減にしなさい!早く着替えて保育園行くよ!!!」
世の中のママの大半が同じ状況であると、私は確信してるんですけど、どうですか。
違いますか、そうですか。
穏やかな朝を過ごして、笑顔で毎朝お子さんを送り届けられているママにはきっと必要のない情報なので、
戻るボタンを押してくださって大丈夫です。
逆に「わかるわかる!!というか、毎朝こんな感じだわ。朝だけじゃなくて、帰ってきてからも、もうイライラしっぱなし。本当は子どもにやりたいことさせて、笑顔で育児したいのに、なんでこんなに毎日怒ってばっかなんだろ…寝顔見てたら、自己嫌悪で泣けてくる…」
という、私と同じ状況のママさん、
「アンガーログ(怒りの記録)」で怒りをコントロールして、育児のイライラから解放されませんか?
「アンガーログ(怒りの記録)」ってなに
まず、「アンガーログ(怒りの記録)」ってなんだ?
アンガーログとは、イライラや怒りの感情とうまく付き合うための心理教育であるアンガーマネジメントメソッドの一種です。
簡単にいうと、怒りをコントロールするための方法ってことです。
その名の通り、怒りの記録をひたすらつけていきます。
怒りを感じる時は一瞬なので、自分がどういうことにイラっとしやすいかは、意識しなければなかなか把握できないですよね。
イラっとした瞬間を文字で書き出すことで、自分の怒りの傾向、回数などが見えます。
すると何ができるのか。
自分の怒りのパターンから対策を立て、不要な怒りを回避できるようになるんです!
「アンガーログ(怒りの記録)」のやり方
アンガーログの書き方は、専用のノートやメモ帳を用意し、怒りを感じた時にできるかぎりその場で書きます(状況によりますので、無理は禁物です)。下記を目安に、直感的な記載をしてみてください。怒りについての分析をする必要はありません。
1.いつ:怒りを感じた日時
2.どこで
3.だれが:怒りを感じた相手
4.だれに
5.なにをした:怒りを感じた出来事
6.そのとき、自分が思ったこと
7.そのとき、自分がとった行動
8.相手に期待していたこと:とって欲しかった行動や発言
9.怒りの点数:10点満点の何点か
あまり細かすぎると私は続かないなと思ったので、
この3つだけを書き留めることにしました。
1. なにをした:怒りを感じた出来事
2. そのとき、自分が思ったこと
3. 相手に期待していたこと:とって欲しかった行動や発言
例えば、
1. なにをした:怒りを感じた出来事
娘にオムライスを夕食で出したら、上のたまごとケチャップだけを食べて、中の野菜チャーハンを全て残した。
2. そのとき、自分が思ったこと
細かく野菜を入れたり、せっかく作ったのになんで全部食べないの!栄養も考えてるんだから、わがまま言わず無理してでも全部食べなさい!
3. 相手に期待していたこと:とって欲しかった行動や発言
「おいしいよ」とニコニコしながら、オムライスを完食。
で、これを書いたときに思ったんですよ。
「確かに全部食べないと栄養バランスが悪い、という気持ちもあったけど、せっかく自分が作ったものをたくさん残されたのがムカついたんだな」と。
『怒りについての分析をする必要はない』とありましたが、自分の都合で怒りを娘に向けていると自然と気付いてしまったんですよね。
「保育所の昼食で1食はバランスのいい食事を食べている。しかも、保育所では毎回しっかり完食しているようだから、家ではもしかしたら甘えているのかもしれない。食べれるものを食べて、元気ならまあいっか」
と、どういう考え方・行動をとれば、怒りを感じずにすむかというところまで自然と考えることができました。
まじでイライラしなくなった…!
ということで、今実践中なんですけど、毎回ログを書いて怒りの原因を考えるようになったら
本当にイライラしなくなったんですよ!!
いや、もう本当に感動しました。
まず朝から思いっきり甘えさせるつもりでニコニコしてたら、娘の機嫌がすこぶる良くて、
私が着替えさせてあげようと思ってたのに、「これ着替えてくれるー?」と聞くと
「はーい♪」とさっさと楽しそうに着替えるじゃあないですか。
全部やってあげるつもりが、結局娘一人でちゃんと準備して、いつもの20分も早く家を出れたんです。
そうなった日にゃあ、そりゃ私もご機嫌でイライラするわけないじゃないですか!?
イライラ育児から、一歩抜け出せました。確実に。本当にうれしい…(涙
怒りをコントロールできれば自分を好きになれるし、育児も楽しくなる
ママも、好きで怒りまくってるわけじゃないと思うのですよね。
でも、ついカッとなっちゃって、後からすごい自己嫌悪するママが多いはず。
「また今日もたくさん怒っちゃった、ごめんね」と
子どもの寝顔を見ながら静かに涙を流して、毎晩なんとなく反省してるだけでは、絶対にイライラ育児から抜け出せないので
騙されたと思ってぜひこの「アンガーログ(怒りの記録)」をつけてみてください。
怒りをコントロールでき始めると、自分のことが好きになれます。
育児も絶対今より楽しくなります。
断言できます。
追伸
私もまだ始めたばかりなんですけど、効果を感じるのがめちゃくちゃ早かったので記事にしました。
しばらく続けて見て、またどういう変化があったか書きます!
ママは本当に大変で、育児以外のストレスもあるから
自分より弱い立場の子どもに当たったりしちゃいますよね…
それがわかってるから、余計自己嫌悪になる気持ちもめっちゃわかります。
ああー、イライラで苦しんでるママが、少しでも笑顔で育児ができる時間が増えたらいいなあー。
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